前回の節税に関する考察の業者乗り換えに関して更に考察してみた。
--------------------------------------
業者乗り換えのパターンを具体例で書いてみる。
あ)AUDJPY10万のスワップ年間約60万円を節税する(含み益で年を越す)
・業者Aに平均購入レート93.00のAUDJPYを10万持ってるとする。
・ある日のレート103.00で決裁するとレート差益が100万円+スワップ15万円
・業者Bで103.00でAUDJPYを10万ロング
・半年後の年末のレートは103.00と変わらず。スワップは30万円貯まる。
このまま年末を迎えると、乗り換え時に確定した115万円に課税されるが、
以降はスワップにも課税されない。(業者Bで決裁しない限り)
※最大の欠点は乗り換え時にレートの含み益が確定して課税されてしまう
ことだ。
い)同じく
・業者Aに平均購入レート93.00のAUDJPYを10万持ってるとする。
・ある日のレート103.00で決裁するとレート差益が100万円+スワップ15万円
・業者Bで103.00でAUDJPYを10万ロング
・三ヵ月後、レートが98.00に。そこで業者Bの10万を決裁。
(103-98)×10万=50万円の損とスワップ益15万円確定
・同日業者Bで98.00でAUDJPYを再度10万ロング
・更に三ヵ月後レートが103.00にレート差の含み益が50万円
スワップ金利が15万円貯まっている状態
このまま年末を迎えると、100+15-50+15=80万円に課税される。
う)同じく
・業者Aに平均購入レート93.00のAUDJPYを10万持ってるとする。
・ある日のレートは103.00で含み益をみると、レート差益が100万円+スワップ15万円
・業者Bで103.00でAUDJPYを10万ロング。合計2業者で20万ロングの状態を保持。
・三ヵ月後レートが98.00になったので、業者Aを決裁すると差益50万円+スワップ30万円
が確定益になった。
更に業者Bを決裁すると差損50万円+スワップ15万円。
2業者合計で50+30-50+15=45万円が確定益。
・同日業者Bで98.00でAUDJPYを再度10万ロング
・更に三ヵ月後レートが103.00に、レート差の含み益が50万円
スワップ金利が15万円貯まっている状態
このまま年末を迎えると、50+30-50+15=45万円に課税される。
え)同じく
・業者Aに平均購入レート93.00のAUDJPYを10万持ってるとする。
・ある日のレートは103.00で含み益をみると、レート差益が100万円+スワップ15万円
・業者Bで103.00でAUDJPYを10万ロング。合計2業者で20万ロングの状態を保持。
・6ヵ月後、年末になってレートは103.00
・業者Aはレート差益100万円+スワップ45万円
・業者Bはレート差益ゼロ、スワップ30万円
このまま年末を迎えると、業者Aのスワップ45万円に課税される。
※ずっとこのままだと資金が2倍必要。
-----------------------------------
まとめてみると
◆業者Aのままだと、
今年の含み益:レート差100万円
今年の確定益:スワップ45万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-93)×10万円
来年の確定益:スワップ60万円←課税対象
◆業者Bに乗り換え(あ)
今年の含み益:業者Bのスワップ30万円
今年の確定益:レート差100万円+スワップ15万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-103)×10万円+スワップ60万円
来年の確定益:なし
◆業者Bに乗り換え(い)
今年の含み益:業者Bのレート差益50万円+スワップ15万円
今年の確定益:レート差50万円、スワップ益30万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-98)×10万円+スワップ60万円
来年の確定益:なし
◆業者Bに乗り換え(う)
今年の含み益:業者Bのレート差益50万円+スワップ15万円
今年の確定益:レート差ゼロ、スワップ益45万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-98)×10万円+スワップ60万円
来年の確定益:なし
◆業者Bに乗り換え(え)
今年の含み益:業者Aのレート差益100万円+業者Bのスワップ30万円
今年の確定益:レート差ゼロ、スワップ益45万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-98)×20万円+スワップ60万円
来年の確定益:業者Aのスワップ60万円
まだ気が早いと思うのだが、スワップ派の節税に関して考えた事をメモしておく。----------------------------------------■FXの所得は、雑所得として、給与所得と合算され 下記の所得税+住民税10%がかかる。 <課税所得> <計算式> 195万円以下 5% 195万円超 330万円以下 10%-97500円 330万円超 695万円以下 20%-427500円 695万円超 900万円以下 23%-636000円 900万円超...
スワップ派の節税について考えてみた
--------------------------------------
業者乗り換えのパターンを具体例で書いてみる。
あ)AUDJPY10万のスワップ年間約60万円を節税する(含み益で年を越す)
・業者Aに平均購入レート93.00のAUDJPYを10万持ってるとする。
・ある日のレート103.00で決裁するとレート差益が100万円+スワップ15万円
・業者Bで103.00でAUDJPYを10万ロング
・半年後の年末のレートは103.00と変わらず。スワップは30万円貯まる。
このまま年末を迎えると、乗り換え時に確定した115万円に課税されるが、
以降はスワップにも課税されない。(業者Bで決裁しない限り)
※最大の欠点は乗り換え時にレートの含み益が確定して課税されてしまう
ことだ。
い)同じく
・業者Aに平均購入レート93.00のAUDJPYを10万持ってるとする。
・ある日のレート103.00で決裁するとレート差益が100万円+スワップ15万円
・業者Bで103.00でAUDJPYを10万ロング
・三ヵ月後、レートが98.00に。そこで業者Bの10万を決裁。
(103-98)×10万=50万円の損とスワップ益15万円確定
・同日業者Bで98.00でAUDJPYを再度10万ロング
・更に三ヵ月後レートが103.00にレート差の含み益が50万円
スワップ金利が15万円貯まっている状態
このまま年末を迎えると、100+15-50+15=80万円に課税される。
う)同じく
・業者Aに平均購入レート93.00のAUDJPYを10万持ってるとする。
・ある日のレートは103.00で含み益をみると、レート差益が100万円+スワップ15万円
・業者Bで103.00でAUDJPYを10万ロング。合計2業者で20万ロングの状態を保持。
・三ヵ月後レートが98.00になったので、業者Aを決裁すると差益50万円+スワップ30万円
が確定益になった。
更に業者Bを決裁すると差損50万円+スワップ15万円。
2業者合計で50+30-50+15=45万円が確定益。
・同日業者Bで98.00でAUDJPYを再度10万ロング
・更に三ヵ月後レートが103.00に、レート差の含み益が50万円
スワップ金利が15万円貯まっている状態
このまま年末を迎えると、50+30-50+15=45万円に課税される。
え)同じく
・業者Aに平均購入レート93.00のAUDJPYを10万持ってるとする。
・ある日のレートは103.00で含み益をみると、レート差益が100万円+スワップ15万円
・業者Bで103.00でAUDJPYを10万ロング。合計2業者で20万ロングの状態を保持。
・6ヵ月後、年末になってレートは103.00
・業者Aはレート差益100万円+スワップ45万円
・業者Bはレート差益ゼロ、スワップ30万円
このまま年末を迎えると、業者Aのスワップ45万円に課税される。
※ずっとこのままだと資金が2倍必要。
-----------------------------------
まとめてみると
◆業者Aのままだと、
今年の含み益:レート差100万円
今年の確定益:スワップ45万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-93)×10万円
来年の確定益:スワップ60万円←課税対象
◆業者Bに乗り換え(あ)
今年の含み益:業者Bのスワップ30万円
今年の確定益:レート差100万円+スワップ15万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-103)×10万円+スワップ60万円
来年の確定益:なし
◆業者Bに乗り換え(い)
今年の含み益:業者Bのレート差益50万円+スワップ15万円
今年の確定益:レート差50万円、スワップ益30万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-98)×10万円+スワップ60万円
来年の確定益:なし
◆業者Bに乗り換え(う)
今年の含み益:業者Bのレート差益50万円+スワップ15万円
今年の確定益:レート差ゼロ、スワップ益45万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-98)×10万円+スワップ60万円
来年の確定益:なし
◆業者Bに乗り換え(え)
今年の含み益:業者Aのレート差益100万円+業者Bのスワップ30万円
今年の確定益:レート差ゼロ、スワップ益45万円←課税対象
来年の含み益:レート差(x-98)×20万円+スワップ60万円
来年の確定益:業者Aのスワップ60万円
スポンサーサイト
| ホーム |